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 ■vol.56 炭素貯留による地下への影響を解析する小型デバイス

(キーワード:炭素貯留、地球温暖化、排出量削減)


Anthropocene誌からProceedings of the National Academy of Sciences誌に掲載された研究を紹介します。 地球温暖化対策の一つとして二酸化炭素を回収し、地下の岩盤に注入する炭素貯留は世界中で増加しています。 しかし、その長期的な影響についてはまだよくわかっていません。 スタンフォード大学の科学者らは、地下への大規模な炭素貯留による影響を評価するために、 ラブオンチップまたはマイクロ流体デバイスと呼ばれる装置に頁岩(けつがん)の微小片を入れ、ガスや酸にさらされたときに岩石がどのように反応し、 変化するか調べ、その結果を報告しています。今後さらに増加していくことが見込まれる炭素貯留の長期的な影響を知る手がかりになりそうです。 是非こちらから詳細をご覧ください。