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 ■vol.53 糖に分解できる新しい強靭なプラスチック

(キーワード:プラスチック、生分解性、リサイクル)


Anthropocene誌からNature Chemistry誌に掲載された研究を紹介します。 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームがグリオキシル酸を用いて、 リグニンをプラスチックの主要な構成要素に変換することで、 非食用植物から環境中で無害な糖に分解されるプラスチックを作ることに成功したと報告しています。 現在市販されているバイオプラスチックは価格が高い、高温に対応できない、ガスを遮断できない、分解が困難であるなど様々な課題を抱えていますが、 このプラスチックは従来のプラスチックに近い特性を持ち、高温にも対応でき、酸素などのガスを遮断することもでき、 環境中に廃棄されたとしても常温の水中で糖に分解されるそうです。洗剤の容器にも使える新しい技術になるかもしれません。 是非こちらから詳細をご覧ください。