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 ■vol.70 スイッチグラスからより多くのバイオ燃料が可能に?

(キーワード:スイッチグラス、バイオ燃料、根茎、光合成)


Anthropocene誌からFrontiers in Plant Science誌に掲載された研究を紹介します。 スイッチグラスはトウモロコシと比べて5倍のバイオ燃料を生産できることから、最も重要なバイオ燃料作物の一つとして着目されています。 しかし、スイッチグラスは夏になると光合成を停止するという特性があります。その現象について今回、ミシガン州立大学の研究者らが様々な実験を通して解明しました。 その結果、根茎のデンプン量と光合成に関係があることがわかったそうです。 光合成を停止しなかったらスイッチグラスの生産量が50%以上増加すると推測されており、化石燃料からの脱却を後押しする重要な発見となりそうです。 洗剤の生産・輸送においても活用できるバイオ燃料(デンプン由来のエタノール)がより多く生産されれば、サステナブルな未来洗浄の実現にも一歩近づきます。 ぜひこちらから詳細をご覧ください。