（キーワード：海、二酸化炭素、回収）

Anthropocene誌からEnergy & Environmental Science誌に掲載された研究を紹介します。 海は大気中に放出された二酸化炭素の約3分の1を吸収し、世界最大の炭素貯蔵庫となっています。 その海から二酸化炭素を除去する方法をMITのエンジニアが開発しました。 この技術は海の酸性化を緩和するだけでなく、海から二酸化炭素を回収することで、より多くの二酸化炭素を海が吸収できるようになり、大気中の二酸化炭素の濃度を下げることができると指摘しています。 さらに海水から二酸化炭素を除去する既存の方法では膜や化学物質を必要とするためプロセスが複雑でコストもかかりますが、今回開発された技術では、その両方が必要なく、必要なエネルギーも少なくて済むと報告されています。 私たちの日々の洗濯でも排出される二酸化炭素の大気中濃度を減らす新しい技術になるでしょうか。 詳しくはこちらからご覧ください。