header_img

 ■vol.78 海水中でプラスチックを分解するバクテリアを開発

(キーワード:プラスチック、分解、海水)


AnthropoceneからAIChE Journal誌に掲載された研究を紹介します。 現在、世界では毎年1400万トン以上のプラスチックが海に流れ着き、海洋環境に影響を与えています。 この問題への解決策となる新しい研究がノースカロライナ州立大学の研究者によって発表されました。 従来、プラスチックを分解するバクテリアは高濃度の塩分によって成長が阻害されるという課題がありましたが、今回、海洋微生物を遺伝子工学的に操作した結果、海水環境でプラスチックを分解する新しいバクテリアの開発に成功したと報告しています。 今までのようにプラスチックを大量の水で洗い流してから分解する必要がないため、海洋プラスチックの汚染問題を解決するために重要な発見となる可能性があります。 洗濯に使われるプラスチック容器の新しい分解方法になるでしょうか。 ぜひこちらからご覧ください。