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 ■vol.79 大腸菌を使って発電することに成功:廃水からも発電可能に

(キーワード:廃水、大腸菌、発電、遺伝子操作)


Anthropocene誌からJoule誌に掲載された研究を紹介します。 ローザンヌ工科大学の研究者らが大腸菌に遺伝子操作を行った結果、廃水から電気を生産することに成功したと報告しています。 従来の廃水処理施設は温室効果ガスの約3%を排出していると言われ、この廃水を電気に変換する技術は環境への影響を軽減することに繋がる可能性があります。 また多くの廃水プラントで使用されている微生物燃料電池との補完性が高いため、この技術の実用化は現実的であると研究者らが指摘しています。 洗濯から排出される廃水も発電という形で有効利用できるかもしれません。 ぜひこちらからご覧ください。