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 ■vol.81 ヘチマスポンジから発電?

(キーワード:自然材料、圧電、グリーン電力)


Anthropocene誌から米国科学アカデミー紀要に掲載された研究を紹介します。 北京航空航天大学(Beihang University)の研究チームがヘチマスポンジに化学処理を施すことで、絞った際にLEDを点灯させるのに十分な電力を発生させることができると発表しました。 圧電性というある種の材料が歪んだり動いたりする際に電力を発生する能力を活用し、ヘチマスポンジを構成する分子、リグニンとヘミセルロースを除去した上で、スポンジを繰り返し手で絞ることで電気を発生させることに成功しました。 この開発により小型センサーなどの生分解性かつ低コストの電源になる可能性があると指摘しています。 洗いながら発電できる未来が訪れるかもしれません。 ぜひこちらから詳細をご覧ください。